2011年09月06日
軽量シュラフ ~ Rab Quantum Top Bag AR
最近ちょっと耳にするイギリスのブランド、Rab。
eVent等の高機能素材を使った使えるおしゃれなウェアなどを出してるブランドなので、使ってる方も多いかと。
このメーカ、寝袋についても割と評判がいいとのウワサだったので、ちょいと試しに買ってみました。
買ったのは、Rab Quantum Top Bag AR。
これ、実は海外でもあまりレビューもなく気分は完全人柱。
(もうカタログ落ちしちゃってるみたいですね。)

我が家の場合、人数の割に車が小さいので、車載スペースが限られます。
それに、車でいけないところにも持って行けるコンパクトな3シーズン用がほしいなということでセレクトしました。
一般に寝袋はダウンを使ったものと化繊を使ったものがあり、それぞれにメリット、デメリットがあります。
ダウンだと、軽い、コンパクト、でも、圧縮や水濡れに弱い。
化繊だと、重い、かさばる、水にぬれてもある程度は保温する。
等…。
このシュラフ、基本はダウンがベースなんですが、一部に化繊も使ってます。
最大の特徴は、背面に綿が入ってないところ。
一般に背中側は、インフレータブルマットなどで地面の硬さを和らげ、断熱することで地面の寒さを遮ります。
寝っころがると自分の体重で、ロフトが失われてしまうため、地面に面する部分はシュラフの保温性はあまり意味ない…。
じゃ、別に背面に綿なんかなくてもいいんじゃない?という何とも欧米的な割きりで作られたこのシュラフ、想定使用温度域の割には、軽くてコンパクト。
スペック
Rab Quantum Top Bag AR

FP750(US基準だと850)が200g (グースダウン96%、フェザー4%)
総重量 430g
快適温度0℃まで
色はグレーとオレンジで自分好みです。^^

収納した状態だとこんな感じ。

左からモンベル スーパーストレッチバロウバック#3、スパイラルダウンハガー#3、Rab Quantum Top Bag AR。

カタログスペックの袋のサイズは11x24cmですが、収納袋はかなり大きめです。
モンベルのスパイラルダウンハガー#3と比較してもちょい大きいかな?という大きさ。
カタログスペックのサイズは圧縮した場合かな?
まだまだ圧縮できる状態なので、山に持っていくときなどは、圧縮すればいいとおもいます。
送られてきたときはロフトを保護するため、ストリージバックに入ってました。

ダウンの場合、仕方ないですが、保管するときはかさばりますね。
普通、ダウン量が200g位だと、夏用の位置づけなので、かなりFPも高いものを使ってるとはいえ、0度くらいまでが限界ってのはなかなかのものだと思います。
全体のイメージはこんな感じ。

綿が入っていない背面については、マットが無いと寒いためずれ防止にマットを入れるポケットがついています。
長さの調節もできるので、120cmの半身用から全身用のマットが入ります。

全身用マットの場合はここを延長して収納可能。

こういった製品では、UL系で利用されてるキルト系のシュラフなどもありますが、0度近くだったら頭からくるまりたいんですよね。
このシュラフは普通にくるまれます。

登山用のマットなどでは頭部分はマットはありません。
一般的にはシュラフの収納袋に着替えを突っ込んで枕にしたりしますが、断熱としては弱いところ。
この部分は体重でロフトがつぶれるのを軽減するため、化繊の綿が入ってます。

また、寝てると冷える足についても、足の背面側は化繊の綿が入っている構造。
あと、足のトップ側は若干ダウン量が増えている感じ。

よく考えられています。
難点としては、0度くらいだと首が寒いので、首部分にチューブがあればベストですが、これにはついてません。モンベルの3番(0度くらいまで)までもついてないので、このクラスでは想定されてないのかもですが。

あとは、ちょくちょく羽毛が出てくる量が、国産のものと比べると多い気もします。
それから、軽量化を追及するため、ファスナーがついてません。
なので、横を開けて温度調整はできません。
これ、実際に8月後半の北海道で使ってみました。

20~15度くらいの気温でしたが、背面にリッジレスト120cmもしくは厚さ2.5cmのインフレータブルマットをインして、Tシャツ、トレッキングパンツな格好で、腕をだした格好で使ってみたところ、背中もおなか側も特に冷えるといった感覚はありませんでした。
子どもたちも寒くなかったとのこと。
自分の感覚的には、モンベルの#3よりは少し保温性が低い程度というイメージ。
0度は厳しいけど、1ケタ温度だったら普通に寝れそうな感じ。
体感気温的にもつらくなってくる0度近くは着込めば何とかってところかと。
(まだ、体験してないので、何ともいえませんが。)
※ 私は、モンベルの推奨温度域ピッタリで寝れるちょっと暑がりな人なので、そこは個人差考えてくださいね。この部分はまた、冬に評価してみます。
かなり安く売りだされているときに買ったので、夏用のコンパクトダウンシュラフと考えてもお得だったかなと思ってます。
国内では販売されてないので、欲しい方は海外通販がんばってください!
(日本に直送してくれませんので、どうするかは自分で考えてね。)
ちなみに、後継モデルはこのあたり。
NEUTRINO SL
http://rab.uk.com/products/sleeping-bags/neutrino_2/neutrino-sl.html
MODULE
http://rab.uk.com/products/sleeping-bags/neutrino_2/module.html
ちょっと珍しいものだったので、久々にギア紹介でした!
よろしければ
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eVent等の高機能素材を使った使えるおしゃれなウェアなどを出してるブランドなので、使ってる方も多いかと。
このメーカ、寝袋についても割と評判がいいとのウワサだったので、ちょいと試しに買ってみました。
買ったのは、Rab Quantum Top Bag AR。
これ、実は海外でもあまりレビューもなく気分は完全人柱。
(もうカタログ落ちしちゃってるみたいですね。)

我が家の場合、人数の割に車が小さいので、車載スペースが限られます。
それに、車でいけないところにも持って行けるコンパクトな3シーズン用がほしいなということでセレクトしました。
一般に寝袋はダウンを使ったものと化繊を使ったものがあり、それぞれにメリット、デメリットがあります。
ダウンだと、軽い、コンパクト、でも、圧縮や水濡れに弱い。
化繊だと、重い、かさばる、水にぬれてもある程度は保温する。
等…。
このシュラフ、基本はダウンがベースなんですが、一部に化繊も使ってます。
最大の特徴は、背面に綿が入ってないところ。
一般に背中側は、インフレータブルマットなどで地面の硬さを和らげ、断熱することで地面の寒さを遮ります。
寝っころがると自分の体重で、ロフトが失われてしまうため、地面に面する部分はシュラフの保温性はあまり意味ない…。
じゃ、別に背面に綿なんかなくてもいいんじゃない?という何とも欧米的な割きりで作られたこのシュラフ、想定使用温度域の割には、軽くてコンパクト。
スペック
Rab Quantum Top Bag AR

FP750(US基準だと850)が200g (グースダウン96%、フェザー4%)
総重量 430g
快適温度0℃まで
色はグレーとオレンジで自分好みです。^^

収納した状態だとこんな感じ。

左からモンベル スーパーストレッチバロウバック#3、スパイラルダウンハガー#3、Rab Quantum Top Bag AR。

カタログスペックの袋のサイズは11x24cmですが、収納袋はかなり大きめです。
モンベルのスパイラルダウンハガー#3と比較してもちょい大きいかな?という大きさ。
カタログスペックのサイズは圧縮した場合かな?
まだまだ圧縮できる状態なので、山に持っていくときなどは、圧縮すればいいとおもいます。
送られてきたときはロフトを保護するため、ストリージバックに入ってました。

ダウンの場合、仕方ないですが、保管するときはかさばりますね。
普通、ダウン量が200g位だと、夏用の位置づけなので、かなりFPも高いものを使ってるとはいえ、0度くらいまでが限界ってのはなかなかのものだと思います。
全体のイメージはこんな感じ。

綿が入っていない背面については、マットが無いと寒いためずれ防止にマットを入れるポケットがついています。
長さの調節もできるので、120cmの半身用から全身用のマットが入ります。

全身用マットの場合はここを延長して収納可能。

こういった製品では、UL系で利用されてるキルト系のシュラフなどもありますが、0度近くだったら頭からくるまりたいんですよね。
このシュラフは普通にくるまれます。

登山用のマットなどでは頭部分はマットはありません。
一般的にはシュラフの収納袋に着替えを突っ込んで枕にしたりしますが、断熱としては弱いところ。
この部分は体重でロフトがつぶれるのを軽減するため、化繊の綿が入ってます。

また、寝てると冷える足についても、足の背面側は化繊の綿が入っている構造。
あと、足のトップ側は若干ダウン量が増えている感じ。

よく考えられています。
難点としては、0度くらいだと首が寒いので、首部分にチューブがあればベストですが、これにはついてません。モンベルの3番(0度くらいまで)までもついてないので、このクラスでは想定されてないのかもですが。

あとは、ちょくちょく羽毛が出てくる量が、国産のものと比べると多い気もします。
それから、軽量化を追及するため、ファスナーがついてません。
なので、横を開けて温度調整はできません。
これ、実際に8月後半の北海道で使ってみました。
20~15度くらいの気温でしたが、背面にリッジレスト120cmもしくは厚さ2.5cmのインフレータブルマットをインして、Tシャツ、トレッキングパンツな格好で、腕をだした格好で使ってみたところ、背中もおなか側も特に冷えるといった感覚はありませんでした。
子どもたちも寒くなかったとのこと。
自分の感覚的には、モンベルの#3よりは少し保温性が低い程度というイメージ。
0度は厳しいけど、1ケタ温度だったら普通に寝れそうな感じ。
体感気温的にもつらくなってくる0度近くは着込めば何とかってところかと。
(まだ、体験してないので、何ともいえませんが。)
※ 私は、モンベルの推奨温度域ピッタリで寝れるちょっと暑がりな人なので、そこは個人差考えてくださいね。この部分はまた、冬に評価してみます。
かなり安く売りだされているときに買ったので、夏用のコンパクトダウンシュラフと考えてもお得だったかなと思ってます。
国内では販売されてないので、欲しい方は海外通販がんばってください!
(日本に直送してくれませんので、どうするかは自分で考えてね。)
ちなみに、後継モデルはこのあたり。
NEUTRINO SL
http://rab.uk.com/products/sleeping-bags/neutrino_2/neutrino-sl.html
MODULE
http://rab.uk.com/products/sleeping-bags/neutrino_2/module.html
ちょっと珍しいものだったので、久々にギア紹介でした!
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Posted by ずみきち at 04:08│Comments(4)
│寝袋
この記事へのコメント
どもー!
キタコレー。貴重なレポ待ってましたよ♪
到着が楽しみです。
でも、使うのは来年かなぁ(爆)
っていうかコスパ良すぎですよね!
キタコレー。貴重なレポ待ってましたよ♪
到着が楽しみです。
でも、使うのは来年かなぁ(爆)
っていうかコスパ良すぎですよね!
Posted by わっきー
at 2011年09月06日 07:41

まいど~
普通の人間が通用する基準で書いてよ(笑)
てか、ファスナーなかったら、暑がりのずみさんあかんやん!
普通の人間が通用する基準で書いてよ(笑)
てか、ファスナーなかったら、暑がりのずみさんあかんやん!
Posted by genki at 2011年09月06日 08:16
わっきーさん、こんばんは!
キマシタ?キマシタ?(笑)
寝袋なんて、実際使ってみないとわからないとは思いますが、雰囲気だけでも。w
変なにおいもないし、縫製もしっかりしてるし定価でも品質は高いと思いますよ~。
うまくレイヤリング考えれば、今月くらいまでなら南アルプスも大丈夫じゃないですか?
うちは自分と子ども用の予定ですが。(笑)
キマシタ?キマシタ?(笑)
寝袋なんて、実際使ってみないとわからないとは思いますが、雰囲気だけでも。w
変なにおいもないし、縫製もしっかりしてるし定価でも品質は高いと思いますよ~。
うまくレイヤリング考えれば、今月くらいまでなら南アルプスも大丈夫じゃないですか?
うちは自分と子ども用の予定ですが。(笑)
Posted by ずみきち at 2011年09月07日 00:30
genkiさん、こんばんは!
私も普通の人間(おっさん)ですが。(笑)
皆さんが、ちょっと寒がりなだけですよ。(多分)
でも、実際、0℃近くの場所だったら、下着だけで快適ってことにはならないと思います。
秋口だったら下着姿でも充分ぽかぽかですけどね。
ファスナー、正直あんまり使ったことないんですよ。
暑ければ、中に入らず、シュラフをお腹だけかけてしまえばいいかな~と。
春・秋用ですね。^^
私も普通の人間(おっさん)ですが。(笑)
皆さんが、ちょっと寒がりなだけですよ。(多分)
でも、実際、0℃近くの場所だったら、下着だけで快適ってことにはならないと思います。
秋口だったら下着姿でも充分ぽかぽかですけどね。
ファスナー、正直あんまり使ったことないんですよ。
暑ければ、中に入らず、シュラフをお腹だけかけてしまえばいいかな~と。
春・秋用ですね。^^
Posted by ずみきち at 2011年09月07日 00:43
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